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ひみつのお絵描き教室2014その1ご報告。

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こんばんは。
もうそろそろ1月も終わりですね。
今年の目標は立ちましたか?私は立ててませんよ、もちろん。うふふふ。

先日1月25日(土)に武蔵小山・スクエア荏原(えばら)で「ひみつのお絵描き教室2014」その1が開催されました。
テーマは「見たままを描く」です。

いつもは自分の手を描いてもらうだけなのですが、今回はりんごも描いてみました。

今回の参加者は小学生からおとなまで、絵心のある方ばかりで(というか、いつも描かせるとだいたいみんな上手い)、とっても集中して描かれていました。

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まずはりんご。
実は結構いびつな形のものを買いました。

選んだわけではないですが、手に取ったらなかなかのゆがみ具合だなあというりんごで、むしろこれだ!と思いました。

りんごは、流通しているものは気を遣われてはいるものの、日が当たったところと、あまりそうでないところと、色の差が出ます。
ですから、座った位置によって、形も色も違って見えるのです。

そこを、みなさん「この形でいいのかな」と言いつつ、描いて色を塗ってくれました。
ポイントは黄色い点々です。
みなさんもスーパーでりんご、ちょっと見てみてください。黄色い小さな点々が見えるはずです。

色使いもそれぞれに個性が出ていました。

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形は、これです。
これくらいゆがんだりんごでした。
講師の性格に似たのか…。

りんごでウォーミングアップし、おいしいおやつ(差し入れありがとうございました!)のあと、本題、自分の手を描きました。
自分の手をよーく観察してもらって、良くも悪くも「ポイントになるところ」を見つけてもらいます。
そしてそこがいちばん目立つように意識して描いてもらいました。

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私は個人的な趣味から、輪郭とったら塗りであとは表現してください、と指導はするのですが、その辺にも個性は出ます。
鉛筆でじっくりと線を入れることによって、自分でつかんだ「ポイントになるところ」が出るようになると判断したわけです。

では、みなさんの「手」、こんなです。

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小学生の作品です。
自分の肌色を作った後、赤やピンクの色鉛筆で節を書き足しました。
ポイントは、手の平の指の付け根の赤く濃くなったところです。

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この方は鉛筆でのデッサンがまずしっかりしてて、そのあと水彩色鉛筆で鉛筆のデッサンに近い形で色をつけて、その後水で色を伸ばしました。
色鉛筆の時の写真を撮り忘れてしまって残念。
一粒で二度おいしい絵でした。
ポイントは親指から人差し指で行くところへのしわです。

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この方は「血色が悪いなあ~」とか言いながら描いていたのですが笑、深みのある手になりましたね。
ポイントも確か、その血色の悪さ、だったと思います。

自分の体って、あんまり好きになれないものですよね。
だけども、良いも悪いもなく「特徴」をして描くことをすると、そこを生かすために努力します。
私は自分の手を描くのは、そういうところが、こころにいいと思っているんですよね。

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この方は写真の撮られ方がうまい!
今回は写真を撮る時のポーズが個性的な方が多くて、勉強になりました笑。
この方のポイントは「まだらにいろんな色があるところ」です。
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なので、この方のパレットには色がたくさん。
パレットは、絵の具を出す量、色の作り方など個性が表れて面白いですね。

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この方は、りんごの時に他の人がやっていたティッシュを使ってのぼかしをうまく使った塗り方をしました。
他のひとのやり方を真似出来るのって、こうやって集まって描いた時の特権ですよね。
肌色をつくるのに黄土色も混ぜて、いい肌色をつくっていましたね。
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これも、もちろんお子さんの、いや、お子さんがママに描かせた作品なのですが笑、このセンスですよね!小さい子のいいのは。
これが格好いい!って描いちゃうかんじ。
それがねえ、あなたの目に「見えたまま」なんだと思うの、私は。
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この方は爪が長くてそこが特徴的なのですが、ポイントはそこではなくて、親指の付け根のふくらみです。
水彩絵の具で塗ったあと、色鉛筆なので細かく線を入れたりしていますね。

「見たまま描く」というのは、見ていると「実はこんなところにこんなしわが!」「ここってこんな色してるけど、どれとどれを混ぜたらこの色になるのかな」などが次々出てきて、きりがなくなります。
でもそれが「描く悦び」だと私は思っています。

描くのは好きでもなかなか自分では時間がとれないという方は、年に一度でも良いので、ぜひ「ひみつのお絵描き教室」参加してみてくださいね。

次回は2月22日(土)、同じく武蔵小山のスクエア荏原の和室にて「ちょこっとイラスト教室」を開きます。
初の試みで実験も兼ねているので、参加費はワンコイン500円です。

ぜひぜひご参加ください。
詳しくはまた後日こちらでお知らせしますね。

by nanv | 2014-01-28 22:12 | peinture お絵描き教室


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