どちらもわたし

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マンガを描くということは、絵を描くだけではなく、ある、ひとりのひとの人生の一瞬を描くということでもあると思う。

大抵はひとりじゃなくて、主人公の好きな異性とか、出てくる重要な脇役・相棒とかも考えると、最低でも3人くらいの人生を考えることになる。

この「人生を考える作業」というのが、マンガのストーリーを作る前に必要な、キャラクターづくりなのだけど、この作業が私はとても好きだ。
とても楽しい。

家で、ひとりで、どんどこ紙の余白を埋めていく。

真ん中に人物像を描いて、生年月日、星座、血液型、家族構成、出身地、学校・学部、職場・部署・担当の仕事、好きなもの、嫌いなもの、くせ、あだ名、聞いている音楽、読んでいる本、欠かさないテレビ、小さな頃に印象的だった絵本…

この作業は、何となく「縦」の作業のような気が、私はしている。
マンホールのような、深い穴を(暗くはない。いや、暗い時もあるかな笑?)泳ぐようにもぐって行く感覚。

「もぐる」という表現は、以前マンガを見ていただいた漫画家・まつうらゆうこさんがおっしゃっていたもの。
お聞きしてから、マンガを描く度に「このひとに、私はもぐっているか?」と問いかけている。


ところで私は、私の人生というものも生きていて、実生活で、色んな人生を生きてきたであろう、色んなひとと出会う。

私は、ひとと会うのが好きだ。
たまに閉じている時もあるけど、初めてお会いする方にも、基本的には仲良く出来る。
この間、バレンタイン展の記事を書いていて、私のコミュニケーションは基本「猛追」なんだな…と恥ずかしくなったくらいにして。

でも、経験からして、好かれて、興味を持たれて嫌な人ってそんなにいないと思う。
だから、自分がされてうれしいことは、相手の様子を見て、しようと思う。

あと、私、おかしいもんね。
おかしいことをかくさず、初対面からおかしさ全開で行くもんね笑。
あと、あったかい季節は足出してるもんね笑。
出すようにしてます。特に男性のいるところでは笑。
これはテクじゃないです。おもてなしです!ホスピタリティです!本当!

この、ひとと会うことは「横」の作業のような気がしている。
作業というとおかしいけど、イメージ、かな?
横、面という感じがする。

私はこの横の作業もとても好きだ。
他人とのコミュニケーションが好きだからだ。

この、縦も横もとても大切で、好きで、その両方がマンガに生きると思うし、どちらかだけ充実していても自分を満たすことは出来ないように思う。

マンガを描くということは、本当に楽しくて楽しくて、自分のための要素もとても大きいけど、読者のことを考えたら、楽しさを与えることも大きな要素だと思う。
その楽しさは、自分が満たされていればいるほど、湧き出て、広がっていくように思う。

家着でノーメイクでガリガリ描く私も居て、ショーパンでおしゃれしてきゃっきゃ笑う私も居て、その両方が本当で、必要だな、とあらためて思った。

また、いいもの描けそうです。

ワークショップも近いです。



お知らせ

「南部宏子マンガワークショップ」
 3月10日(日) 13:30-15:30
五反田文化センター(目黒線不動前駅)第6会議室にて
参加費 800円 2人まで800円で受講できます 同伴者は見学のみもOKです
持ち物 シャーペン、消しゴム、カッター

参加希望の方は、nanvアットnanv.net(アットを@に変えてください)あてに「マンガWS参加希望」のタイトルで、お名前、メルアドを記入したメールを送付ください。
ここのコメントや、twitterの返信、ダイレクトメッセージなどでも大丈夫です。
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by nanv | 2013-03-05 11:41 | je crois ぼんやり


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